スパロボBASARA 第二話 第五章
2007-07-05
久しぶりのスパロボBASARA更新です。
今回人によっては「キメェ!!」とか思う人がいるかもしれませんが、温かい目で見てください(笑) 五
有名なコーヒーチェーン店の窓際の席で、レナは何度もバッグの中の携帯電話を取り出して、時間を見ていた。
携帯の時計は8時半を指しており、近くにある時計もその時間を指している。約束した時間は9時。何度見ても時間はなかなか進まない。
「やっぱり、早く来すぎたな・・・・・・」
レナは溜め息をついた後、アイス・キャラメルマキアートを飲みながら雑踏を見る。やはり、タカヤはまだ来ない。
どうも、落ち着かない。ただ座って待っていれば良いだけなのに、むやみに不安を感じてしまう・・・・・。
レナも人並みに恋をした事や告白をされた事はあっても、生来の気の弱さからそういった関係を作り出す事ができずにいた。それゆえに今の自分の取るべき行動が全くわからずにいる。
服はこれでいいのだろうか? 髪のセットは大丈夫か? 確認してきた方がいいのだろうか? でも、その間にタカヤが来てしまったら・・・・・。
(どうすればいいんだろう・・・・・・変な事して嫌われたくないし・・・・)
頭の中を行きかう問題をどう対処すればいいかわからず、レナはただうつむいてコーヒーを飲むしかなかった・・・・・・。そうしていると―――
「よう」
「!!」
突然かけられた声にレナはパニックになる
「いえ! あの! 私! その! 彼氏と! えっと! 待ち合わせしてて!!」
「・・・・・ああ、その予定だよな」
「え?」
レナは声をかけてきた主の顔を確認する。・・・・・・タカヤだ。
「どうした? なんかあったのか、そんなにテンパって」
「べ、別になんでもないの!! ボーっとしていただけだから!!」
自分の動揺・・・・・いや、混乱振りを気取られないように必死に平静さを取り繕おうとしたが、百歩どころか千歩、万歩譲っても平静という言葉とは程遠い事になってしまっているのが自覚できた。それは目の前にいるタカヤの笑いを堪えている表情が物語っている。
「そっか・・・・・・それは置いといてじゃあ、行くか」
「え?」
喋りながらもタカヤはレナの手を取る。
「行く所は決めてるからさ。もし行きたい所があったら言ってくれよ」
「う・・・うん」
レナは残ったコーヒーをすすりながらうなづく。こうしてレナはタカヤに連れられ生まれて初めてのデートに向かう事になった。
まあ、デート・・・・・・と言っても特別な事はほとんどなかった。考えてみれば、基地内でも同じチームでほぼ四六時中一緒にいるのだから新鮮味などあるはずも無い。
それでもレナの気持ちは今までとは比べ物にならないくらいに高揚している。手を繋いでいるだけで、心の中が幸福感で満たされていき、見慣れていたはずの景色も今までとは違うように感じられた。
そこから数時間は瞬く間に過ぎて行った。
「あ、落ちる・・・落ちる・・・」
「落ちたー!!」
ゲームセンターのプライズゲームで一喜一憂し・・・・・
「どう? これ似合うかな?」
「・・・・・」
「ちょっと!! ちゃんと見てよ!!」
今まで入った事の無いブティックでショッピングを楽しみ・・・・・・
「オヤジ、とんこつ醤油、ネギ多めの麺固め」
「あたしは背脂味噌とんこつ、チャーシュー、味たま、大盛りで」
「わお」
評判のラーメン屋で舌鼓を打ち・・・・・・
「キャァァァァァァァァァァァァァ!!」
「いや、ドア開いただけだって・・・・・」
映画館でホラー映画を見て絶叫し・・・・・・
「これもいいけど、あれも・・・・・タカヤ君、なに見てるの?」
「いや、今回のランキング1位、アニソンかよ・・・・と思って」
「セーラー服?」
ミュージックショップでCDを聞き比べ・・・・・・
「えっと、ナイフとフォークは外側から・・・・・」
「持つ手が逆だぞ」
タカヤが予約していたイタリアンレストランでディナーを楽しんだ。
「美味しかったね、あの店」
「正直、ピザなんか宅配ピザレベルってしか思っていなかったから、あれ食べた時は『何だこれ?』とか思ったよ」
「もう、冗談ばっかり」
レナとタカヤは談笑しながら道を歩いていた。楽しい時間は過ぎるのが早いと言うが、高々と上っていた太陽は既に沈み、暑くてしかなかった気温も涼しさが心地よいほどになっている。
ふと、街角にある時計を見ると、もう夜9時を少しばかり過ぎていた。もう少ししたら今日も終わる。
今日は本当に楽しかった。タカヤにお礼を言って家に帰ろう・・・・・・・なんて、レナは微塵も思っていなかった。
2日後には特別措置を終えて基地に戻り、提示された日時までの間少しでも戦力を上げる為にプライベートの時間抜きで訓練に励まなければならないのだ。
その前にタカヤがテートに誘ったと言う事は・・・・・・・いくらその手の話題に疎いレナにも察しは着いていた。
「なあ、レナ」
「え? なに?」
突然神妙な顔するタカヤを見て、心臓の鼓動が早まっていく。
「あのさ・・・・・・今から行きたい所があるんだけど、いいか?」
タカヤの表情はいつに無く真剣だった。レナは痛いくらいに動く鼓動をを感じながら無言でうなづき、自分からタカヤの腕に寄り添った。
今回人によっては「キメェ!!」とか思う人がいるかもしれませんが、温かい目で見てください(笑) 五
有名なコーヒーチェーン店の窓際の席で、レナは何度もバッグの中の携帯電話を取り出して、時間を見ていた。
携帯の時計は8時半を指しており、近くにある時計もその時間を指している。約束した時間は9時。何度見ても時間はなかなか進まない。
「やっぱり、早く来すぎたな・・・・・・」
レナは溜め息をついた後、アイス・キャラメルマキアートを飲みながら雑踏を見る。やはり、タカヤはまだ来ない。
どうも、落ち着かない。ただ座って待っていれば良いだけなのに、むやみに不安を感じてしまう・・・・・。
レナも人並みに恋をした事や告白をされた事はあっても、生来の気の弱さからそういった関係を作り出す事ができずにいた。それゆえに今の自分の取るべき行動が全くわからずにいる。
服はこれでいいのだろうか? 髪のセットは大丈夫か? 確認してきた方がいいのだろうか? でも、その間にタカヤが来てしまったら・・・・・。
(どうすればいいんだろう・・・・・・変な事して嫌われたくないし・・・・)
頭の中を行きかう問題をどう対処すればいいかわからず、レナはただうつむいてコーヒーを飲むしかなかった・・・・・・。そうしていると―――
「よう」
「!!」
突然かけられた声にレナはパニックになる
「いえ! あの! 私! その! 彼氏と! えっと! 待ち合わせしてて!!」
「・・・・・ああ、その予定だよな」
「え?」
レナは声をかけてきた主の顔を確認する。・・・・・・タカヤだ。
「どうした? なんかあったのか、そんなにテンパって」
「べ、別になんでもないの!! ボーっとしていただけだから!!」
自分の動揺・・・・・いや、混乱振りを気取られないように必死に平静さを取り繕おうとしたが、百歩どころか千歩、万歩譲っても平静という言葉とは程遠い事になってしまっているのが自覚できた。それは目の前にいるタカヤの笑いを堪えている表情が物語っている。
「そっか・・・・・・それは置いといてじゃあ、行くか」
「え?」
喋りながらもタカヤはレナの手を取る。
「行く所は決めてるからさ。もし行きたい所があったら言ってくれよ」
「う・・・うん」
レナは残ったコーヒーをすすりながらうなづく。こうしてレナはタカヤに連れられ生まれて初めてのデートに向かう事になった。
まあ、デート・・・・・・と言っても特別な事はほとんどなかった。考えてみれば、基地内でも同じチームでほぼ四六時中一緒にいるのだから新鮮味などあるはずも無い。
それでもレナの気持ちは今までとは比べ物にならないくらいに高揚している。手を繋いでいるだけで、心の中が幸福感で満たされていき、見慣れていたはずの景色も今までとは違うように感じられた。
そこから数時間は瞬く間に過ぎて行った。
「あ、落ちる・・・落ちる・・・」
「落ちたー!!」
ゲームセンターのプライズゲームで一喜一憂し・・・・・
「どう? これ似合うかな?」
「・・・・・」
「ちょっと!! ちゃんと見てよ!!」
今まで入った事の無いブティックでショッピングを楽しみ・・・・・・
「オヤジ、とんこつ醤油、ネギ多めの麺固め」
「あたしは背脂味噌とんこつ、チャーシュー、味たま、大盛りで」
「わお」
評判のラーメン屋で舌鼓を打ち・・・・・・
「キャァァァァァァァァァァァァァ!!」
「いや、ドア開いただけだって・・・・・」
映画館でホラー映画を見て絶叫し・・・・・・
「これもいいけど、あれも・・・・・タカヤ君、なに見てるの?」
「いや、今回のランキング1位、アニソンかよ・・・・と思って」
「セーラー服?」
ミュージックショップでCDを聞き比べ・・・・・・
「えっと、ナイフとフォークは外側から・・・・・」
「持つ手が逆だぞ」
タカヤが予約していたイタリアンレストランでディナーを楽しんだ。
「美味しかったね、あの店」
「正直、ピザなんか宅配ピザレベルってしか思っていなかったから、あれ食べた時は『何だこれ?』とか思ったよ」
「もう、冗談ばっかり」
レナとタカヤは談笑しながら道を歩いていた。楽しい時間は過ぎるのが早いと言うが、高々と上っていた太陽は既に沈み、暑くてしかなかった気温も涼しさが心地よいほどになっている。
ふと、街角にある時計を見ると、もう夜9時を少しばかり過ぎていた。もう少ししたら今日も終わる。
今日は本当に楽しかった。タカヤにお礼を言って家に帰ろう・・・・・・・なんて、レナは微塵も思っていなかった。
2日後には特別措置を終えて基地に戻り、提示された日時までの間少しでも戦力を上げる為にプライベートの時間抜きで訓練に励まなければならないのだ。
その前にタカヤがテートに誘ったと言う事は・・・・・・・いくらその手の話題に疎いレナにも察しは着いていた。
「なあ、レナ」
「え? なに?」
突然神妙な顔するタカヤを見て、心臓の鼓動が早まっていく。
「あのさ・・・・・・今から行きたい所があるんだけど、いいか?」
タカヤの表情はいつに無く真剣だった。レナは痛いくらいに動く鼓動をを感じながら無言でうなづき、自分からタカヤの腕に寄り添った。
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